マンションの屋根はどうして平らなの?
目次
マンションの屋根はどうして平らなの?
今日はマンションの屋上(屋根)について語ってみたいと思います。
一般的な住宅の屋根は勾配のある形状がほとんど。
ところがマンションの屋根を見てみると、平らなものが多いことに気がつきます。
この平らな屋根は「陸屋根(りくやね)」と呼ばれ、
鉄筋コンクリートや鉄骨造の建物・マンションによく見られる形状です。
戸建て住宅にはあまりなじみのない「陸屋根」とはいったいどんな屋根なのでしょうか?
陸屋根ってどんな屋根?
屋根には多くの種類が存在しています。
その中でも今回取り上げる「陸屋根」は、ビルやマンションなどで
よく目にする傾斜のない平たい屋根のこと。
すっきりとシャープな印象を与えるということもあり、
最近では戸建て住宅にも陸屋根を採用する方が増えてきています。
ただしほとんど傾斜のない陸屋根は水はけが悪いことが多く、
雨漏りの原因ともなるため、「防水層」を施工する防水工事が必須となります。
マンションに陸屋根が多い理由
では、マンションに陸屋根が多いのはなぜでしょうか?
その理由は主に2つあります。
一つめの理由は、建築スペースを多く取るため。
建物を建てる際には高さや容積などに制限があります。
そのため、勾配のある屋根よりフラットな陸屋根の方が
居住空間(室数)を多く確保することができるのです。
もう一つは、管理のしやすさに関係しています。
マンションの屋根は一般住宅よりも高さがあるので、
勾配屋根では屋上の管理に危険が伴います。
アンテナなどの屋上設備が設置されている
マンションの屋上は一戸建て住宅よりもメンテナンスの頻度が高いため、
平らな屋根が好まれるというわけです。
マンションに多い陸屋根のメリット・デメリット
建築スペースの確保と管理のしやすさの他にも、
マンションの屋根を陸屋根にするメリットがあります。
それは、スペースの有効活用です。
マンションの屋根を陸屋根にすることで、
人が上がれるスペースが生まれます。
都心のマンションでは敷地が狭く庭を作ることができないことが多いですが、
日当たりが良く人の目に触れにくい屋根の上は
屋上庭園やルーフテラスにぴったりのスペースでもあります。
一方、陸屋根にはデメリットもあります。
フラットな陸屋根は雨漏りの危険性が高まると言われています。
雨漏りを防ぐには、ある程度の勾配を取って
防水工事をきちんと行うことが大切です。
雨漏り対策をしっかりすれば陸屋根はマンションに最適
勾配のない平らな陸屋根は、
建物のスペースを有効活用できるデザイン性の高い屋根です。
雨漏り対策と防水のメンテナンスを
しっかりと行えば、マンションの屋根には
ぴったりの形状だということがお分かりいただけたでしょうか。
最近は戸建て住宅にも人気の陸屋根。
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