春一番(春の突風)に備えよう!屋根の強風対策
春一番(春の突風)に備えよう!屋根の強風対策
今年も春一番の季節がやってきました。
春一番とは冬から春にかけてはじめて吹く南よりの強い風のこと。
その柔らかい言葉のイメージとは異なり、
住宅に被害をもたらすこともある春の突風を意味します。
秒速8m以上にもなる春一番は別名「春の嵐」とも呼ばれ、
時には台風並みの強風になる場合もあるため、あなどってはいられません。
お家の屋根の強風対策をまだしていないという方へ、
今回は春の突風による屋根のダメージを未然に防ぐ
強風対策についてご紹介したいと思います。
瓦屋根の強風対策
屋根の強風被害というと、テレビの映像などで
瓦屋根の瓦が崩れてあちこちへ飛んでしまっている光景を思い浮かべる方も多いと思います。
瓦屋根は「通気性がよい」という長所がありますが、
その分「風を含みやすい」という短所もあります。
築年数が経っている瓦屋根には、
土の上に瓦を乗せて固定させる古くからの施工法が用いられていることが多いため、
強風の被害を受けやすくなっているのです。
そんな瓦屋根への強風対策には、
瓦同士のすきまをコーキング材で埋めてずれを防止するラバーロック工法がよく採用されています。
ただし瓦自体がすでに傷んでいる状況であれば
スレートやガルバリウム屋根、防災瓦への葺き替えの方がより効果的です。
スレートや金属屋根なら安心?
瓦屋根に比べると、スレート屋根やガルバリウム鋼板などの
金属屋根は風に強い素材だといえるでしょう。
スレート屋根の場合、メーカーさんによっては
秒速60mにも耐えられるものも存在しています。
ただしスレート屋根は瓦屋根に比べて衝撃に弱い素材です。
飛来物によるダメージには注意が必要です。
その点、金属屋根は耐風性も高く衝撃にも強いため、
スレートよりは強風対策に適しているといえます。
春の強風対策はお早めに
春の嵐とも呼ばれる春一番は、実は必ず吹くわけではありません。
しかし中国地方では2009年から毎年春一番が観測されています。
屋根の強風対策は備えあれば憂いなし。
大きな修理が必要となる前に、お家の屋根を一度点検してみませんか?