雨漏りじゃないの?屋根・天窓(トップライト)に結露がおこるわけ
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雨漏りじゃないの?屋根・天窓(トップライト)に結露がおこるわけ
なんだか天井が湿っている気がする、天窓からぽたぽた水滴が落ちてきた・・・。
そんなときにまず思いつくのが雨漏りだと思います。
ですが、天井から水滴が落ちてきたからといって必ずしも雨漏りが起きているわけではありません。
特に冬場の寒い時期には、屋根やトップライト(天窓)が結露して天井が湿ったり、水滴が落ちてきたりすることがあるんです。
「屋根が結露する」と聞いてもピンとこない方もいるかもしれませんね。
今回は、屋根と天窓の結露について書いてみたいと思います。
屋根に結露ができるしくみって?
一般的に、屋根というのは木製の屋根下地の上にルーフィングと呼ばれる防水シートを敷き、その上に瓦やスレートなどの屋根材を乗せることで完成します。
つまり、屋根の構造は「下地・防水シート・屋根材」の3層が基本となっています。
このうち屋根の結露が発生するのは「下地」と「防水シート」のすきま。
お家の中から見える天井と屋根のあいだには空間があることをご存知でしょうか。この空間を利用して屋根裏部屋にすることもありますよね。
お部屋の暖房に温められた暖気は、天井を通り抜けて屋根裏の空間までやってきます。
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屋根のすぐ外は冬の冷気。
天井裏の暖気と外の冷気との寒暖差によって、屋根に結露が発生してしまうのです。
発生した結露は、防水シートを通り抜けないので木製の屋根下地の表面にとどまります。
結露が多くなるとやがてその水分は天井にも伝わってくることに。
天井が湿ったり水滴が落ちてきたリ、この時点ではじめてお部屋からも屋根の異変に気づくことができるのです。
天窓(トップライト)が結露する原因
屋根の結露とは違って、トップライト(天窓)が結露するというのは想像しやすいのではないでしょうか。
寒い冬の時期、お部屋の窓や玄関のドアが結露して対策に悩まされている方も多いはず。
天窓の結露も基本的には通常の窓と同じく、外気と室温の寒暖差とお部屋の湿気によって発生します。
雨漏りだと思っていた原因が実は天窓の結露だったということも珍しくありません。
トップライトのガラスには、1枚のみを使用した単板ガラスと2枚を組み合わせたペアガラスがあります。
結露対策には、より遮熱性の高いペアグラスの使用をおすすめします。
結露対策もお任せください!
屋根や天窓の結露をそのままにしておくと、屋根材や天井に湿気がとどまり腐朽の原因となります。
天井が湿っている気がしたり、なんとなくお部屋がカビくさいなと思ったら、雨漏りではなく結露のせいかもしれません。
大きな修理になる前に、ぜひ一度ご相談ください!
↓トップライト工事の実況中継
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