寒さ対策!冬の瓦屋根はなぜ暖かい?
寒さ対策!冬の瓦屋根はなぜ暖かい?
雪国にお住いのみなさん、雪対策はもうお済みですか?
屋根の積雪が毎年のことなら、すでに雪止めの設置など対策している方も多いかもしれませんね。
でも、雪対策と同じく忘れてはいけないのが寒さ対策です。
意外かもしれませんが、どの屋根材を使うかによってお家のなかの暖かさも変わってくるんです。
今回は、屋根材と断熱の関係についてご紹介します。
屋根が断熱するしくみ
雨や風から住宅を守る屋根が、防寒にもひと役買っていることはなんとなく想像がつきますよね。
では、屋根はいったいどんなふうに断熱をしているのでしょうか?
屋根の断熱機能は、屋根を構成するさまざまな条件によって規定されます。
屋根材自体の断熱性はもちろんのこと、屋根材の裏面にある断熱材の種類、屋根材と下地の間にある空気層の大小、天井裏にどんな断熱材が使われているかなど、いろんな要素が屋根の断熱にかかわっています。
屋根材によって断熱効果が違うの?
上に書いたような断熱のための条件は、どの屋根材を使うかによって大きく異なります。
そのため、屋根による寒さ対策は屋根材の種類を選ぶとこから始まるというわけです。
屋根材には瓦屋根やスレート屋根、金属屋根などいろんなものがありますが、いったいどれが断熱性に優れているのでしょうか?
もっとも断熱効果の高い屋根材は、瓦屋根だと言われています。その理由は主に2つ。
まず、陶器(粘土)からできている瓦はもともと高い遮熱性能を兼ね備えているため。
また、波を打ったような瓦の形状は、屋根材と下地の間に十分な空気層を生み出しています。
瓦と屋根下地の間にあるこの空気層が、外部からの熱を伝え難くする役割を果たしているんです。
瓦屋根がいろんな屋根材のなかでも特に断熱効果があるのは空気のおかげだったんですね。
寒さ対策も屋根やにお任せ!
寒い冬を暖かくするには、瓦屋根がぴったりだということが分かりました。
とはいえ他の屋根材が断熱に適していないというわけではありません。
屋根下地との間に空気層がほとんどできないスレートや金属屋根の場合にも、天井裏や下地に断熱材を用いて遮熱性をあげることができます。
やねやねやねの屋根修理は、雨漏りだけではありません。
屋根の寒さ対策をお考えの方は、どんなことでもお気軽にご相談ください!
