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屋根やさんが教える屋根のこと〜屋根コラム〜

春先の突風で屋根が…。屋根やが教える風災知識とアドバイスまとめ

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代表伊名波 憲二

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(この記事は2017年3月22日に改稿しました。)
「春一番で瓦が飛んだりズレたりしないか心配。」
「突風で雨樋が飛んでしまった。」 「カーポートや波板が吹き飛んでしまった。」  
この記事はそんな方に向けて書いています。

はじめに

  近年、2月末から5月上旬。 春一番といいますか、春の嵐というでしょうか。
春先に掛けての突発的な強風が多くなっているように感じます。  

平成24年4月3日、山形県では最大瞬間風速 51.1m/毎秒 を記録し、
転倒や屋根からの転落、倒木の直撃などにより、多数の死傷者が出ました。  

毎年のようにテレビやインターネットで「異常気象」という言葉が使われ、
もはや異常が通常になってきたような感覚もあります。  

実際に、被害にあって困った方、心配になっている方も多いのではないでしょうか。  
今回はそんな、強風と屋根についてふれていきたいと思います。  

風災に対する屋根の耐性

出典:気象庁 風の強さと吹き方   一般的に屋根の瓦が飛ぶ風速は、風速25m/毎秒 とされています。
とはいえ、職人も意識をして施工はしております。

釘打ち等の対策のことも考慮してもう少し。 風速30m/毎秒 を超えてくると危険です。  
単に風災害といっても風そのものだけでなく、
飛来物(大きな木の枝、近所の置き瓦等)のことも、
合わせて考えなければならないと思います。

飛んでくる物にもよりますが、飛来物により屋根面に「ヒビ割れ」や「破損」などの
風の入り口」ができ、そこから吹き込んだ突風により被害が拡大することも多いためです。  

屋根にも材質が色々ありますが、風害に対する耐性をまとめてみました。

もちろん、築年数、立地により異なってきます。
現場での経験感覚、いただいたお問い合わせから、
私的な見解とザックリとした括りにはなりますが参考までに。  

瓦、セメント瓦

 

風 △   飛来物 〇

瓦の長所の一つとして、「通気性に優れる」ことが挙げられます。
その長所の裏返しとして、「風を含み易い」という短所も。
その短所を少しでも補う為に、下図のように、外周のみ釘打ちして固定しているところも多いです。

どこか一枚が割れたり、飛んだりすると、
そこから絨毯のように「バラバラバラっ」と、飛んでいってしまいます。 風耐性は△で。  

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コロニアル、カラーベスト、スレート瓦

風 〇  飛来物 △

平たい板が重なっているように見える屋根です。
重なりの隠ぺい部分にて、それぞれが4本の釘で打ち付けられている為に、風に強いです。

商材によっては、メーカーさんの風害耐性実験にて
60m/毎秒 でも何ともなかった、というモノもあります。  
ただし、カラーベスト、スレートは、瓦より衝撃に弱く、ヒビ割れや欠けも起きやすいです。

飛来物により「風の入口」があき、被害となることも多い為、
風への耐性は〇とさせていただきました。 劣化もなく、飛来物もない状況では◎です。  

板金屋根

風 〇  飛来物 〇  

板金屋根といっても、ガルバリウムやトタン屋根、
銅板屋根等さまざまです。

板金屋根の工法として、基本的には一枚一枚をかみ合わせているので、
風への耐性は良好です。

素材も金属なので、よほど薄かったり、
劣化が進行していない限りは飛来物にも強いので〇。  

防災瓦

風 ◎  飛来物 ◎  

防災瓦の名は伊達ではない。  
防災瓦とは台風や地震に強い瓦のことです。
ロック式やジョイント式があります。
瓦同士がかみ合って、更に釘で固定されています。 お値段が高め。  
飛来物によって割れたなどもなく、
何か症状が出るようでしたら施工不備を疑ってください。  

風災害に着目した、おススメの屋根材は何?

 ズバリ、「防災瓦」です。防災の面では、非の打ち所がないでしょう。
筆者の夢は「防災瓦屋根」「軒下換気」「耐震構造」「光触媒タイル」の平屋に住むことです。

夢なのでコスト無視でいいんです。
話がそれました。   コストパフォーマンスも踏まえたおススメは「板金屋根」です。

近年では「ガルバリウム鋼板」(ガルバ、ガルバニウム、ガルバニューム)が
費用対効果の点で優れるでしょう。

既存がスレート瓦であれば、「カバー工法」も可能です。
アイジールーフの「ガルテクト」や、ニチハの
「横暖ルーフ(よこだん)」を個人的におススメしておきます。    

→当社がご提案する、工期も予算も通常の半分で屋根のフルリフォームを実現するやねやねやねのガルバリウムカバー工法屋根リフォームとは?
    

 

雨樋の被害

雨樋の風災害の被害もやはり「風」と「飛来物」によります。
  築年数の古いもので言いますと、外吊のものに雨樋を乗せて、
金具に番線で括り付け固定してあります。
「金具や番線が腐食し、風に耐えられずに吹き飛んだ。」
「飛来物で破損した。」 という事例が多いです。

最近のもので言いますと、外吊は爪ありの金具で固定。
内吊は雨樋の中で爪を通して固定してあるため、
吹き飛んだという被害は少ないです。

ステンレス製の金具も多いので、腐食して折れることよりも
、雨樋自体の劣化や飛来物により破損することが多いです。  

ただし、風に煽られ易い集水器(上戸)付近での被害は前者、後者ともに多いです。  
後ほどお話しますが、雨樋に関しても ”建物” の一部として、火災保険での対応が可能です。  

カーポート、ポリカ波板の被害

「カーポート」「ベランダの雨除け波板」も、
風害での被害が多い場所です。

飛来物にも弱く、年数的な劣化+強風での吹き飛ぶパターンも多いです。

年数の経っている波板では、波板を止めているプラフックが
焼けてボロボロであったり、頭が飛んでいったりしていると思います。

ステンレスフックに取り換えを検討されてはいかがでしょうか。  
こちらも後ほどお話しますが、波板やカーポートでも ”建物” の
一部として、火災保険での対応が可能な場合があります。  

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自分で出来る補修、及び応急処置

  やねやねやねでは、この項で、DIYや施主様自身での補修、応急処置はおススメしていません。  

突発的な強風が吹くこと。 春の突風では、市販の軽いハシゴなど簡単に飛びます。

細い紐で括っても、簡単に切れてしまいます。  
屋根上は昼夜の寒暖差による「夜露」が残っています。
濡れた屋根は非常に危険です。

お昼近くで乾いて見えても、屋根を歩けば、隙間に残っていた水が出てきます。
また、花粉や黄砂などが普段以上に残留している為、
非常に滑りやすくなっています。 スニーカーではまず、上がれません。

春の屋根上は非常に危険であることを十分にご理解ください。  

火災保険が使えます

火災保険って何?

火災保険と聞くと、火災しか保証してくれないように思えます。

ですが、実際の内容は「自然災害に対する保険(但し地震は除く)」なのです。  
少し、被保険者さんに不親切ですよね。  
火災保険は基本的に、”建物”への 
「火災」「落雷」「風害」「水害」「雪害」での保障だと思って下さい。

保険会社により形態も様々ではありますが、
上記災害は基本的にセットになっています。
「地震保険」や「家財に対する保険」は別であることが多いです。  

火災保険に加入しているかわからない!

住宅をご購入の際にローンを借りたのならば、
銀行さんから半ば強制的に加入させられたと思います。
ローンを借りている銀行さんに確認を取ってみてください。  

保険の手続きが面倒臭そう…

資料請求までしていただければ、工事業者さんで「保険手続き代行」が可能です。

保険屋さんへの資料作成から、請求者様記入欄について、
書き方のアドバイスもしてくれるので、基本的にはお任せできると思います。  

良心的な業者さんであれば、出た保険料金の中で、
施工内容を再検討してくれるところもあります。  

まとめ

これから5月上旬まで、季節の変わり目で不安定な天候が続きます。

風害トラブルにおいて、  

  • ご自分で対処するのは危険です。業者さんに任せてください。
  • 火災保険が使えます。    

 

風災害で困ったら、以上のことを念頭に、
業者さん選びに役立てて頂ければ、と思います。

 

 

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このブログを書いたスタッフ

伊名波 憲二代表

雨漏り診断士。累計3500件以上の屋根施工経験から広島の気候・風土、生活習慣といった地域特色からくる広島の屋根のステータスを知り尽くしている。同業の建築会社や施工業者からの相談も多く「屋根ドクター」「広島屋根トラブル最後の砦」と言われるほど。広島の屋根雨漏りの専門家。

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